糖尿病に効果あり!? アボカドの不飽和脂肪酸や食物繊維で健康効果

糖尿病に効果あり!? アボカドの不飽和脂肪酸や食物繊維で健康効果

2020.4.30

日本人がなりやすい生活習慣病としてまず挙げられる、糖尿病。アボカドがその予防・改善につながるという研究結果も。美味しく食べて健康維持につながるなんて、取り入れないのはもったいないですよね。

糖尿病の要因とは?

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が正常よりも多くなる病気。通常、ブドウ糖は血液と一緒に体中に流れて細胞に取り込まれ、エネルギーとして利用されますが、それをサポートするインスリンというホルモンの働きが悪くなると、細胞がブドウ糖を上手く取り込めなくなり、血液中に糖が溢れてしまうのです。このような血糖値が高い状態が何年間も放置されると、血管や神経が傷つき、心臓病や腎不全など様々な合併症を引き起こす原因となります。

糖尿病は大きく「1型糖尿病」と「2型糖尿病」の二つに分けられますが、多いのは2型糖尿病。2型糖尿病は、生活習慣や遺伝的な影響、運動不足や肥満などによってインスリンの分泌が低下、または働きが悪くなるものです。アボカドが予防・改善効果を発揮すると言われているのは、この2型糖尿病。

アボカド:イメージ画像

アボカドの不飽和脂肪酸と低糖質量が糖尿病に効果あり

アボカドが2型糖尿病に効果を発揮すると考えられる理由は、まず不飽和脂肪酸を多く含んでいること。不飽和脂肪酸はいわゆる良質の脂と言われる健康維持のために摂取したい脂質で、血糖値の上昇を穏やかにする働きがあると言われています。その他、エネルギー代謝を促すビタミンB群が豊富であること。また、糖の吸収スピードを遅くする働きがある水溶性食物繊維を含むこと。果実の中でもダントツで糖質量が少ないことなどが挙げられます。

〈アボカドの特徴〉
・多く含んだ不飽和脂肪酸
・豊富なビタミンB群
・豊かな食物繊維
・低糖質量

アボカドによる満腹感で、食べ過ぎ予防にも

アボカドは食べた後の満腹度も高く、アメリカで行われた実験では、一回の食事に1/2個のアボカドを加えるだけで、その後3時間、食欲が40%抑制され、食後の血糖値レベルの上昇が弱まったというデータも得られたということです。

食後の満足感はしっかりと得られながら、低糖質で血糖値の上昇はゆるやか。しかも、アボカドは、味のクセがなく、アレンジも自在に楽しめるので、日々の献立に取り入れても飽きません。そのままでも美味しいので、スムージーやサラダなどの材料として、色々と活用できるのも嬉しいポイント。低糖質ダイエットにはもちろん、エブリデイアボカドで、糖尿病を予防しつつ、健康な身体を目指しませんか?


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参考サイト
Avocados in a Diabetes-Friendly Diet
https://loveonetoday.com/health-professionals/article/avocados-in-a-diabetes-friendly-diet/

Love-One-Today-LLU-Scientific-Study
https://loveonetoday.com/wp-content/uploads/2017/05/Love-One-Today-LLU-Scientific-Study.pdf