アボカド摂取量と食後の代謝や血管病を示唆する指標との関連

アボカド果実が食後心血管代謝危険因子マーカーに及ぼす影響:
過体重および肥満の男女を対象とした無作為化対照用量反応試験
Britt Burton-Freeman、Eunyoung Park、Indika Edirisinghe

主なポイント

■ 朝食時にアボカドを1/2 個または1 個摂取した場合、
- 低脂肪対照食(曲線全体)に比べ、食後の血糖反応およびインスリン反応(曲線全体および30分後のピーク値)が統計的に有意に低下した。
- トリグリセリド濃度は上昇するものの、血流依存性血管拡張反応検査では、低脂肪対照食に比べ、血管内皮機能が統計的に有意に改善されるなどの急性効果が見られた。

■ アボカド含有食を摂取した場合、食後のピーク血糖値が欧州糖尿病政策グループ(European Diabetes Policy Group)の設定する動脈リスクの閾値(7.5 mmol/L)以下に低下した。

その他研究発表

アボカド消費と心臓発作のリスク要因

アボカド摂取と心疾患危険因子:
システマティックレビューとメタ解析1,2
Hiya Mahmassani、Esther Avendano、Gowri Raman、Elizabeth J. Johnson

食事脂肪に対する正しい理解

食事脂肪に対する健康的アプローチ:消費者の混乱を防ぐための科学的知識の理解と活動の実施1,2
Ann G. Liu、Nikki A. Ford、Frank B. Hu、Kathleen M. Zelman、Dariush Mozaffarian、Penny M. Kris-Etherton