アボカド離乳食特集

アボカドはベビー・キッズにも
おすすめ

大人向けのイメージが強いですが、実は乳幼児の成長に必要な栄養素もたっぷりと含んでいるアボカド。クリーミーでとても柔らかいので、子どもも食べやすく、乳児の離乳食にも最適です。大人用・子供用、と作り分けせずに親子で楽しめるレシピも多いので、アボカドは忙しいママの心強い味方なのです!

POINT 1子供にとって必要な栄養がたっぷり!

アボカドは、アメリカのNLEA(食品表示教育法)の栄養素を満たした、とても栄養価の高い食材です。
特に、他の果物と比べてグラム当たりの栄養価が高いので、例えば小食の子どもにとっても栄養を摂取するのに、とても優れた食材と言えます。

point1:アボカドは子供にとって必要な栄養がたっぷり
point2:アボカドは子供が食べやすい風味と柔らかさ

POINT 2子供が食べやすい風味と柔らかさ

アボカドの味は?というと、グリーンナッツ風味のクセのない味わいで、とてもクリーミーなのが特徴。他の食材とも合わせやすくレシピの幅も広いため、子供が飽きずに食べられるのも魅力です。

パーティーの時は、アボカドをワカモレ(ディップ)にしてチップなどと一緒に食べれば、子供もママも嬉しい、栄養たっぷりのスナックに!また、すりつぶさないサイコロ型でもアボカドはとても柔らかく食べやすいので、毎日のキッズメニューに活躍します。

POINT 3『食べる教材』アボカドで、楽しく食育

アボカドは野菜ではなく、果実です。
メロンなどと同じように、置いておくと熟していきます。その追熟は柔らかさに加えて、色も変わるので、親子で観察すれば「追熟」という果実の成長を子供に教えることができます。

また、食べた後の種を育てることもできます。ヒヤシンスのように、水を入れたガラス瓶などに種を入れれば、根が生えてきて、観葉植物のようになるので、子供と一緒に学びながら、楽しむこともできます(残念ながら、実を付けるのは難しいですが)

point3:子供にとって必要な栄養がたっぷり!

栄養満点で赤ちゃんでも食べやすい!「アボカド離乳食」のススメ

日本ではどちらかというと大人の食べ物として人気のアボカドですが、実はアメリカなど欧米諸国では、離乳食としての需要がとても高いのです。やわらかな食感とクセのない味のアボカドは離乳食にぴったり。簡単レシピをご紹介します。

生後24か月に摂る栄養は、子供の成長と発達にとって最も重要なもの。この時期に摂るものは、将来の食べ物の好みや行動、健康などに大きな影響を与える可能性があると言われています。だからといって一回の食事の時間にいろいろなものを食べさせるのは、赤ちゃんにはなかなか大変。いっぺんに栄養がたっぷり詰まった離乳食を与えられたら…… そんなときにオススメしたいのが、アボカドです。

アボカドは不飽和脂肪酸や各種ビタミン、カリウム、食物繊維、葉酸など果実の中では断トツで多くの栄養素を豊富に含み、健康な骨を作ってくれたり、筋力・身体機能を向上させたりと、赤ちゃんの成長をしっかりとサポートします。また、他の食物に含まれる脂溶性ビタミンの吸収を高める、いわば「栄養ブースター」としての機能を備えているのもうれしいところ。小さく切ってつぶしたアボカドだけでも十分な栄養食になりますし、さらにフルーツや野菜を合わせることで他の栄養素も同時に摂れるパワーミールに。
なめらかでクリーミーな口当たりとまろやかでクセのない味は、ピューレやペーストにもしやすく、ほかの食材と合わせやすいのも嬉しいですね。

海外では初めての離乳食がアボカドという人もいますが、果肉の約20%に脂質が含まれていますので、消化器の発達が未熟な離乳食後期、または中期位から試してみてください。
(注:他の食材と同じく、アボカドにアレルギーを持つ子もいますので、初めてあげる時は、少量を加熱してあげてみて下さい。また、他食材も同じですが、アボカドだけをあげて様子を見て下さい)

アボカド離乳食

とにかく簡単!アボカドフルーツのマッシュレシピ “マシュピ”

カットしたフルーツとアボカドを一緒にマッシュする=押し潰すだけ!の手間いらず離乳食。

・アボカドとバナナ
カリウム、ビタミンA、食物繊維の量がアップします。

・アボカドとイチゴ
ジューシーでビタミンC豊富なイチゴと一緒に。

・アボカドとマンゴー
完熟したマンゴーはベータカロテンが豊富です。

アレルギーなどが気になる方は、まずは加熱してみてください。上記を加熱しても良いですが、加熱するなら、豆やイモと合わせても良いです。

ひと手間プラスでさらに広がる離乳食レシピ

加熱してやわらかくした野菜や豆、芋と合わせたお食事バージョンはこちら。

■ ほうれん草と白インゲン豆のピューレ
豆に含まれる高品質なタンパク質を摂取できます。

[材料]
新鮮なほうれん草: 1カップ
白インゲン豆(缶詰でも可): 約425g ※
熟した新鮮なアボカド: 1/2個(皮を剥いておく)

[作り方]
1.ほうれん草を5分ほど蒸したら、水を切って冷ましておく。
2.1のほうれん草、白インゲン豆、アボカドをミキサーに入れてゆっくりピューレする。好みのなめらかさになるまで水を加える。
3.赤ちゃんが食べる分をあげて、残りは製氷皿に入れて冷凍しておく。(1回の食事で大さじ1~2杯程度)

■ サツマイモのアボカドのマシュピ
サツマイモに含まれるビタミンAの吸収を高めます。

[材料]
小さめのサツマイモ: 1個 (皮を剥いてキューブ状にカットしておく)
熟した新鮮なアボカド: 1/2個 (皮を剥いてサイの目にカットしておく)

[作り方]
1.サツマイモを沸騰したお湯でやわらかくなるまで茹で(約10分)、水を切って冷ましておく。
2.1のサツマイモとアボカドをボウルに入れ、なめらかになるまでよくつぶす。
3.赤ちゃんが食べる分をあげて、残りは製氷皿に入れて冷凍しておく。(1回の食事で大さじ1~2杯程度)

ベビーフードの容器(再利用可能なもの)などに入れれば持ち運びも簡単ですし、製氷皿で1キューブずつ冷凍しておけるのも嬉しい。ギリシャヨーグルトやスパイスなどの調味料を加えれば、大人用のディップにも変身してくれるので、赤ちゃんと大人の食事を合わせて用意することもできます。
ぜひ栄養満点のアボカド離乳食を取り入れてみてください。

アボカドの簡単調理としては、以下のページも参考にしてみてください。

アボカドの切り方・剥き方
アボカドの保存方法

出典
https://loveonetoday.com/health-professionals/research-initiative/role-avocados-complementary-transitional-feeding/
https://loveonetoday.com/health-professionals/article/avocados-deliver-top-desired-nutritional-benefits-of-first-foods/
https://loveonetoday.com/health-professionals/education-material/healthy-beginnings/
https://loveonetoday.com/health-professionals/article/avocados-for-mom-baby-nutrition/